面接演習ではコーチングが重要か
端的に言えば答えはYesですが、それ”だけ”が重要な訳ではありません。
コーチングの傾聴手法であったり、質問手法であったりはビジネスコミュニケーション上で有用と考えられますし、それは面接演習でも同じです。
しかし、コーチングスキルというのはややコミュニケーションのテクニックとしての側面が強く、面接演習で表出することが期待される”資質面”はもとより、管理職として必要とされる”コンセプチュアルスキル”や”ヒューマンスキル”を網羅できる訳ではありません。
中途半端なコーチングでは、話の進め方は上手いけど・・・という評価が下されることがあるということです。
あなたが部下の立場だとしましょう。
話下手だけど部下のことを真剣に考え真摯に訴えかけようとする上司との面談と、話が上手でいつもなんとなく説得されてしまう上司との面談のどちらが、あなたの意欲を掻き立てるでしょうか。
実際のビジネスの現場では、前者であることは少なくないでしょう。
このような側面まで観察し、評価するのが人材アセスメントであり、面接演習なのです。
ただし、コミュニケーションの得手不得手もしっかりと見極められてしまうのも事実です。
アセッサーつまり部下役の立場からみると、コーチングが上手い人に対しては反論がしにくく、ついつい説得されてしまうということも少なくはありません。
つまり、コーチングに関して上達すればするほど面接演習で有利になることは間違いないのです。
仮にコーチングを勉強するのであれば、全てを学ぼうとすると中途半端になってしまうので、部下指導に絞って勉強されることをオススメします。
部下指導に絞ったコーチングに関しては、外部のサイトですがデキる!コーチングなどがおススメです。
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